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「ヤギの勉強会」
開催実績が一番

2020年に蔓延した新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、対面のヤギ関連イベントが軒並み中止されました。これによってヤギ飼育に関する有益な情報を得る機会が減ることは飼育者(特に経験の少ない飼育者やこれからヤギを飼育される方)にとって大きな不安となっていました。

これを受けて感染対策を施しながら遠隔でもパソコンやスマートフォンから手軽に参加できる学びの場として、無料のWeb会議システムZoomを活用したオンライン「ヤギの勉強会」を開始しました。

2020年12月17日に試行的に始めたオンライン「ヤギの勉強会」も2024年7月16日までに以下の開催回数と延べ参加人数となりました。

147回 / 515名

内、公開型 11回 / 311名
内、限定型 136回 / 204名

※公開型とは、広くに告知をして不特定多数の方が参加する勉強会です。
※限定型とは、個別の問題や事情に応じて限定的に開催する勉強会です。

これらの実績は、Web会議システムのURL、ID、PASSの記録がある数値だけを抽出しており、記録がない対面、電話、メール、LINE、メッセンジャーなどの相談件数は実績の数に含まれていません。それらを入れれば今までに対応した件数は3,000件をくだりませんが、ここでは根拠あるデータソースをもとに「ヤギの勉強会」開催実績が一番であることを紹介したいと思います。万が一、この実績を上回る「ヤギの勉強会」があればご一報いただければ幸いです。仮にそのような個人や組織があれば、ぜひ一緒にヤギ振興に向けて協力し合いたいと思います。

私たちがコロナ禍で「ヤギの勉強会」を始め、コロナが5類感染症に移行した後も継続して勉強会を開催している理由は、マイナー動物として学ぶ機会が少なかったペットヤギの飼主が飼育レベルを上げることでペットヤギ業界全体のレベルアップにつながると信じているからです。ひいてはペットヤギの尊厳を守り、不幸なヤギが減ることを願って実施を継続したいと考えています。

以下は公開型に参加された方の属性や実施後アンケートの結果です。

2021年10月30日(土)勉強会

テーマは、ヤギ飼育者からの要望が最も多いヤギの病気についてです。
講師は、ヤギ診療の経験が豊富な宮古獣医科医院の内田直也獣医師と寺島杏奈獣医師のお二方をお招きして開催いたしました。内容は、「ヤギの消化のしくみと病気」「ヤギのよくある病気3つと健康チェック法」「質疑応答」の3部構成で実施しました。

日ごろの疑問や不安を獣医師に質問できることもあり、参加者は全国25の都道府県から47組 / 57名が参加されました。参加者の属性としては、延べ飼育頭数1~9頭の方が71%、延べ飼育年数0~9年の方が83%(内、0~2年が43%、3~9年が40%)でした。この点は今回の勉強会に限らず、愛知ヤギ農場が開催する勉強会の傾向であり特徴です。

開催動機でもある「飼育頭数や飼育経験が少ない方」や「これからヤギ飼育を考えている方」を対象に有益な情報を届ける目的に合ったヤギ勉強会と考えています。その中でも今回、内田直也獣医師と寺島杏奈獣医師が講師を担当された勉強会の参加者にヤギ診療をしている現役の獣医師や動物病院勤務の方が1割も参加されていたことは印象的でした。改めて経験豊富な獣医師や専門家の情報を求めている方がいることを実感しました。

▼参加者属性(都道府県)
▼参加者属性(飼育頭数)
▼参加者属性(飼育年数)
▼実施後アンケート
▼実施後アンケート