バナーやトップリンクのないニッチな部屋をのぞいてくれてありがとうございます。
ここは愛知ヤギ農場の『ボク』が脈略もなく好き勝手な独り言をつぶやく部屋です。
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ただ『ボク』の考えや価値観に合わない方は無理にこの部屋へ来る必要はありません。
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- 全国山羊ネットワーク研究部会「第24回 日本山羊研究会」開催について
- 以下の予定で「日本山羊研究会」が開催されます。2022年9月14日(水) 13:00~17:00@オンライン詳しくは、全国山羊ネットワークのホームページにてご確認ください。日本山羊研究会とは、全国山羊ネットワーク内にある研究部会「日本山羊研究会」のことです。アットホームでヤギの好きな方が集う「全国山羊ネットワーク」と比べ、教授や研究者など学術的でアカデミックなことを調査・研究して、それを飼育者や生産者へフィードバックや還元することを使命としています。しかし、実態は狭い料簡でしか物事を捉えられない井の中の蛙の集団です。しかも、井の中の蛙だけあって非常識で非現実的な点は救いようがありません。日本山羊研究会は、研究会でヤギを飼っている訳でもなく、研究するためのリソース(ヤギや飼育者などの資産)を持ち合わせていない脆弱な組織です。そのため日本山羊研究会という名前はついていますが、ここに寄せられたヤギの問題や課題に対して自分たちでは何もできないのです。そのため研究テーマを掲げて協力者(いわゆる課題の調査・研究に取り組む生産者など)を公募という形で募り、申請させて取り組ませる訳です。そして人様のリソース(ヤギや飼育者などの資産)を使って、人様が発案した研究テーマに乗っかり、調査・研究をしてアウトプットされた内容に対して見当違いの批判をしたり、重箱の隅を突くことを言って「研究してます」と言ってる訳です。事業家や実務家からしたら違和感しかありませんし、何とも滑稽です。しかし、このような研究所の形態は意外にも多くあります。故に、研究者の常識は一般の非常識と言われることも多いのです。普段なら無視しておくのですが、今回ばかりは「研究者の常識は一般の非常識」の火の粉が自分の身に降り注いできたので、さすがに気の長いボクも堪忍袋の緒が切れたということです。以下は、日本山羊研究会に研究テーマを申請した結果に対して、ボクが憤慨したメール内容をのそまま転載しています。みなさん、どう思います???~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~日本山羊研究会事務局ご担当者様お世話になります愛知ヤギ農場の門田まさみです。先日はご質問へのご回答ありがとうございました。さて、掲題へのご連絡ありがとうございます。以下、ご返信させていただきます。本件の公募要領「公募対象」には次のように記載されています。>山羊にかかわる課題の解決に向けて行われる調査および研究とします>2022年度公募対象の調査および研究テーマ>山羊の生産ステージ別乾物摂取量の実態調査お恥ずかしながら私はこの記載を鵜吞みにしてしまいました。そのため日本山羊研究会が自前で調査・研究できない課題に対して生産者である私がリソースを提供することで、その調査・研究の結果を関係者と共有し、ヤギ飼育やヤギ振興に貢献できればという思いからエントリーさせていただきました。まさに「全国山羊サミット分科会、情報交換会等で収集された山羊にかかわる課題の解決」にお役立ていただこうという気持ちでした。しかしながら評価シートには非常識かつ無礼なコメントがあり、非常に強い怒りを感じています。具体的には「体重計を購入するための応募と思える(評価者F)」は、自前で調査・研究できない課題に対してリソースを提供している者へ与える発言として適切なのでしょうか?繰り返しになりますが、日本山羊研究会が自前で調査・研究できない課題にリソースを提供して、一緒に知恵を出し解決に向けて取り組もうというパートナーに対する発言として改めるべきコメントです。私は、そのようなコメントをする評価者Fの人格・人間性を疑います。また、そのような意見がまかり通り、公然と申請者へ提示することにも疑問を感じずにはいられません。前回の事例報告での査読を含め、以前から感じていた違和感として、これらの事象は畜産業界では当たり前のことなのでしょうか。私は畜産は素人ですが、経営についてはある程度の経験と実績があります。少なくとも私が所属する日本中小企業学会や人材育成学会ではこのような憤りを感じたことがなく、業界の傾向なのか?個人の問題なのか?どちらにしても残念なことと感じております。評価シートには、課題解決に向けた的を得た良い意見もありましたが、机上の空論が多かった点は否めません。例えば、体重計について次のような意見がみられました。①農家現場では体重計(重量計)が不可欠であることは理解するが、もう少し安価な機種を確認願いたい②ロードバータイプの幅600mmタイプの安価なものはあり、計量台も試作すればよいのでは③ヤギの体重は大型犬用の体重計(数万円)で測定できるのではないでしょうか④体重計については個人的備品と考えられる⑤設備費の割合が体重計に偏り過ぎている今後、私と同じ想いをする方が少なくなるように机上の空論へコメントしておきます。①商社、メーカー10社以上に確認しましたが、安価な機種があれば逆にご紹介願いたい②600mmと800mmの差額は1~2万であり、合計金額は20万円を超えます 計量台の費用は含まれておらず、計量台は別途28万円が必要となります 体重計と計量台で50万円を超えますが、20万円以内でおさまるならご教示願いたい③小型~中型のヤギであれば犬用でもいいですが、ザーネン種は計量できません④調査・研究に重要な備品と考えるが、個人的備品というならば日本山羊研究会が支給願いたい⑤は④と同じである。上限を超えて経費として認められない項目の計上はしていない直接経費として体重計を計上すれば、調べもせずに「高い」と簡単に批判しますが、間接経費としては8/1から調査研究用の給仕や測量人員として1名増加しました。調査研究期間の7か月間を雇えば140万円の費用になります。また正確な測量を行うために畜舎1頭(75㎡)1.5m×2mパドック20箇所を準備しました。間接経費は本件には関係のない項目ですが、ここまで投資をして積極的に調査・研究に協力する生産者に対して「体重計を購入するための応募」と心無いことを言われるのであれば、そこまでしてエントリーする理由はありません。素朴な疑問として、日本山羊研究会は何のための組織なんでしょうね?日本山羊研究会は、いったい誰のために存在しているんでしょうか?元ラングストン大学のヤギ研究所に所属されていた塚原先生は国内でもトップクラスの研究者かと思いますが、その塚原先生もネットワークや日本山羊研究会から退いていますよね。私も塚原先生とお話して心中お察しするところですが、国内トップクラスの研究者が三行半をつきつけ、協力的であった生産者も怒りと不信感を抱いていることから研究者のためでもなく、生産者のためでもないのであれば、いったい誰のための何の組織なのか教えていただきです。前回に引き続きですので、自浄作用があると思っていませんが、今回の件を真摯に受け止め、日本山羊研究会が一部の勘違いした者の私物化しないことを願います。蛇足ですが、選考結果通知の期日(7月7日)を遵守せず、大幅に遅れたにも関わらずこのような内容であったことに失望しています。もとより申請側の期日は厳守だが、選考側の期日は遵守しないようなモラルが欠落した公募だったのであれば、ヤギ振興のために真剣にエントリーしている我々としては、エントリーに値しない案件であったと考えます。今回の選考結果やコメント内容をうけて私からの提案としては、研究テーマとして「山羊の生産ステージ別乾物摂取量の実態調査」などという崇高なテーマを掲げずに「ヤギの安い体重計を調べた」というテーマから取り掛かってはいかがでしょう。日本山羊研究会と大層な名前がついていますが、実態とレベルがミスマッチしていますので、背伸びをせずに身の丈に合ったことからはじめることをおすすめします。以上。愛知ヤギ農場門田まさみ
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- 株式会社VET代表取締役 / 宮古獣医科医院院長 内田直也様
- 本日は、愛知ヤギ農場が大変お世話になっている方でもあり、ボクがとても尊敬する方をご紹介します。 その方は、沖縄県の宮古島で動物病院を開業されている内田直也様(以下、内田先生)です。内田先生は、宮古獣医科医院の院長でもあり、組織を法人化されていますので株式会社VETの代表取締役でもあります。はじめてお会いしたのは、2019年11月23日に山梨県で開催された「第21回全国山羊サミットin山梨」の会場でした。サミット会場の出入口で自社の商品サービスを一生懸命にPRしている方々のとなりで、ひときわ静かに宮古獣医科医院&株式会社VETのブースを設けていらっしゃいました。何かを売りつける訳でもなく、何かをPRする訳でもなく、何枚かのパネルで「ヤギ飼育における注意点など」を静かに展示されている様子が他の方々とは対照的で強く印象に残っています。この時に、内田先生と飼育管理や病気の相談をさせていただいたのをきっかけにお世話になっています。物理的に離れているため直接診療を受けることはできませんが、困ったときに相談できる内田先生の存在は何物にも代えがたいです。 下に関連リンクを掲載しておきますので、ぜひご覧ください。ちなみにボクの夢は、(開業医でもないのに)宮古獣医科医院で3カ月研修を受講することです!▼株式会社VETホームページhttps://lp.vet-present.com/#11▼ブログ(ヤギとウシの飼育情報や診療記録など) https://vet-present.com/▼音声メディアhttps://anchor.fm/vetinc./episodes/ep-e123a2l
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- 求人について
- 先日、就職活動中の高校3年生から嬉しいご連絡をいただきました。それは「愛知ヤギ農場で新規採用の予定があれば是非チャレンジしたい」という主旨のメールでした。素直に嬉しい反面、とてももどかしい気持ちになりました。その赤裸々な気持ちを綴った門田からの返信メールを個人情報が分からない範囲で転記させていただきます。ーーー ●●様 こんにちは愛知ヤギ農場の門田まさみです。この度は、お問い合わせをいただきありがとうございます。■■高校でヤギの研究をされているとのこと興味深く拝見いたしました。また、多くの高校生が就職活動を先生や学校任せにしていることを考えると、●●さんのようにご自分でリサーチして人任せにせず行動できることが素晴らしいと感じました。そのような優秀な方から私たちの活動に興味をもっていただけたことが素直に嬉しいです。ありがとうございます。 さて、お問い合わせいただきました今年度の新規採用についてご返信させていただきます。大変申し上げにくいのですが、現状は採用を行っていません。せっかくお問い合わせいただいたのに申し訳ありません。 ●●さんがヤギの研究をされているということで今後の参考になるか分かりませんが、私たちが採用をしていない理由をご説明させてください。正しくは「採用をしていない理由」ではなく「採用できない理由」になります。 前提として農林水産省の畜産統計でヤギを飼育している国内の戸数は3,614戸です。そのうち私の知る限りでは、ヤギ生産者として生計を立てれている数は10戸ありません。これは国立機関の職員も同じ認識を持っています。(ただしヤギを食べる独自文化による産業が確立した沖縄圏を除いています)ということは産業=ビジネスとして破綻しており、成り立っていないことを表しています。ゆえにヤギの飼育作業が大変でも人を「採用できない」という構造になっています。愛知ヤギ農場も多分に漏れずヤギの生産者としては収支がとれていません。どちらかというと私たちはヤギ生産者というよりヤギを介在させた活動を目的にしています。そのため現状は母体である教育会社からの支援によってヤギの飼育管理をしている状況です。ヤギの飼育頭数も半世紀で60万頭から2万頭に激減しました。需要と供給が成り立っていれば増えることがあっても減ることはありません。私たちもヤギの生産者という枠にとらわれずヤギビジネスという領域で生計を立てて●●さんのような優秀な方を採用できるように発展していきたいと考えています。長々と失礼いたしました。 最後に、お問い合わせいただけたことに感謝しております。返信メールに農場情報を添付しておきますので、知多半島に来られる際はお声がけいただければ幸いです。今後、●●さんの就職活動が成就されることを願っております。 愛知ヤギ農場門田まさみ